原因がなにかしらあって夫や妻との別居に踏み切った夫婦。別居を機会に復縁への道を模索しはじめることも、よくあるといいます。

では復縁するにはいったいどういったことが大切なのか、いくつかご紹介していきましょう。

別居している夫婦が復縁のきっかけになることはこれ

1度別居をすると、お互いの気持ちが離れやすくなり離婚に傾くことがほとんどと耳にします。しかし、別居中の夫婦がなにかしらのきっかけで復縁にいたることは、決して珍しいことではありません。ではいったい復縁のきっかけになることはどういったことなのでしょうか。

子どもに関することがきっかけになった

2人の間に子どもがいる場合の別居で、その子どもに関する問題や1人では決められないようなことがでてくることもあるでしょう。

進学に関することや、教育費で大きな金額が動くような場合などが考えられるでしょう。身近なことで言えば修学旅行(見学旅行)などが想像しやすいかもしれません。

こういった場合、親のどちらか一方だけで決めるのではなく双方の意見をすりあわせる必要性が出てきます。

または、子どもの友人関係(いじめなど)に関することなどで、相談に乗ったり乗ってもらったりすることも考えられます。

こうしたやりとりの中で、お互いへの信頼感や愛情を再確認して、復縁へとつながっていきます。

別居に至った原因が解消した

別居になった原因がふたりとは違うところで解消して、別居があっけなく解消となる場合もあります。

たとえば、どちらかの親との同居が問題となり、一緒に暮らしていくことが困難になり別居したとしましょう。この場合に同居していた親が同居解消を提案してきたり、亡くなって同居が自然解消になると別居する理由がなくなり復縁に至るようです。

別居している夫婦の復縁率はどれくらい?

夫婦のどちらかが、相手に対して肉体的暴力や精神的暴力、経済的暴力や性的暴力、そして子どもに対する暴力といったDVを行ったことで別居に至った場合もあるでしょう。

また、DVだけではなくパートナーの不倫などのような離婚理由になる原因の場合には、復縁する確立はとても低いのが現実です。

しかし、一説によると別居している夫婦が復縁する割合は4割と言われています。半分に満たない数値となりますが、決してゼロではないことはおわかりかと思います。

別居している夫婦が復縁するためにやるべきこと

もし復縁することを目指すための別居なのだとしたら、なにもせずにただ時間を過ごすのはもったいないことです。復縁にむけて自分から能動的に動くことも必要になってくるでしょう。

それは、「静かに行動する」ことと「実際に行動する」ということがいえそうです。

原因を理解して行動をするかどうかを決める

もし相手を怒らせるなどして別居に至った場合には、別居からまもなく相手に連絡を取ったりするような行動は控えたほうがいいでしょう。

逆の立場になって考えてみるとよくわかるはずです。

自分を怒らせた相手と距離をおいたのに、その相手から頻繁に連絡がくると火に油を注ぐようなもので、よけいに相手を嫌いになってしまうことにもなりかねませんね。

冷却する期間はとても大切で、この場合は「静かでいること」を行動するのが大切になります。

自分磨きをする

人はなにかひとつのことに執着していると、他のことに目が行かなくなりやすいものです。そうなってしまうとやらなくてはいけないことが手につかなくなったり、ミスが多くなったりして、かえってそれが別居期間に影を落とします。

そうではなく、この別居期間を“自分を向上させるための時間”として過ごすことに専念しましょう。

趣味があるならそれを極め、肉体改造をして見た目から変化をつけるのもいいでしょう。以前とは違うあなたをみたパートナーが、態度や思考を軟化させるきっかけとなりうるのです。

相手の立場になって会話をする

自分の言い分ばかりを相手に伝えようとしても、それがうまくいかなかったから別居に至った場合もあるでしょう。

ですので、別居をしてからは相手の立場になった言葉選びや考え方をするといいでしょう。

人間関係をうまくいかせるには、我(が)を通しすぎずに相手への心配りをすることが大切です。

別居から復縁までの期間はどのくらいが多いの?

夫婦関係に限りませんが、復縁を希望しながらの冷却期間と同じように考えていいと思います。

別居をはじめて1カ月は、相手の中にイライラする感情が色濃く残っていますので、この期間に復縁が成立するのはめったにありません。

あるとすれば、それははじめから別れるつもりなど双方なかったはずです。

別居している夫婦のほとんどが復縁するのは、3カ月以上経過から半年ほどが多く、その次は1年未満の別居期間が多いといえます。

逆に言えば、1年以上の別居生活を送ることで自由な暮らしに慣れてしまい、再び復縁をしようという気持ちにならないのが人というものです。

別居から復縁でうまくいく条件や子供がいる時の対処法

別居生活から復縁するにあたって、うまくいくにはどういった条件があるのでしょうか。

もっとも身近な人間関係である「夫婦」ですから、スムーズな人間関係を築くために必要なポイントが、夫婦にもあてはまるでしょう。

自分の感情を相手にぶつけすぎない

わかってほしいばかりに、自分の感情を相手にどんどんぶつける人がいますが、これは逆効果になってしまいます。重荷に感じる人もいれば、相手がまだ受け入れる余裕がないときに聞かされれば、嫌気がさして離れて言ってしまうことも多くあります。

感情はぶつけるものではなく、自分自身から発せられているのですから自分がうまくコントロールすべきなのです。

自分の気持ちを理解してもらうことを当たり前にしない

これも同じことが言えるのですが、復縁したいがために「わたしの気持ちをわかって!」という衝動にかられるのでしょうが、自分の気持ちを理解してもらうことは、当たり前のことではありません。

冷静に考えてみるとわかりますが、人の気持ちがわかるなんてことはエスパーじゃないかぎり、通常は不可能なのです。

自分の気持ちを理解してもらいたければ、相手の気持ちを理解することからはじめなくては、相手はあなたを受け入れようとはしません。

相手の気持ちや立場を理解できるよう努力する

別居に至った原因が自分にあったとしても、相手にあったとしても、どうしてこういうことになったのか落ち着いて考えてみるといいでしょう。

相手に対して放った言葉は相手を傷つけていなかったのか、目つきや行動は相手を侮辱していなかったかなど、振り返ってみるといいでしょう。

そのときの相手の気持ちはどういうものだったかを想像してみることで、違う方向からの解決の糸口がみえてくるはずです。

許せないことに目を閉じない

復縁したいがために、許せないことに目を閉じてふたをすると、必ずあとになって感情が暴発してふたがはずれます。

押さえ込んでいたエネルギーはすさまじいので、せっかく復縁したはずの日々もそこで台無しになってしまうでしょう。

どうしても許せないことがあるのなら、ふたをせずに自分の気持ちとまずは向き合い、消化できない感情をうまくコントロールして沈静化させてから、相手にそっと告げてみるといいでしょう。そのときに2人で解決することができれば、復縁は成功します。

理性をもった話し合いをする

感情的になっている話し合いは、すでに話し合いになっていません。

それはただの言い合いですので、そうなりそうな関係性であれば復縁にはまだ時期尚早です。落ち着いて理性をもって話し合いをすることができるようになれば、復縁への扉もひらくでしょう。

無理して早く復縁しようと焦らない

復縁したいがために相手の条件や言い分をすべてのんでいたら、あとになって後悔することになりかねません。

復縁の近道は、焦らないことです。その結果得られた復縁は、長い幸せをもたらすはずです。

子どもとの交流をもたせる

離婚を前提にした別居ではなく、復縁を目指している場合には、子どもとの交流を断たずにコンスタントに会うように双方で話しをしておきましょう。

子はかすがいといいますが、子どもを含めた交流を続けることでつながりが強くなっていくことがあります。

別居している夫婦が復縁を考える時にやるべきことまとめ

夫婦のどちらかが離婚を前提とした別居であれば、復縁へのみちのりは容易ではないかもしれません。しかし、諦めることなく相手との調和を得る努力をすることで、復縁の可能性はゼロではないでしょう。

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